アルコール消毒が手に入らない今、様々なものが代用品になると言われています。
そのうちの1つが台所洗剤です。
台所洗剤の洗浄成分である「界面活性剤」がウィルスの消毒に有効と発表されました



そうなんです!「界面活性剤」って体に良いものとはいえないんですよ
今回は「界面活性剤」についてご紹介していきます
「界面活性剤の種類」
界面活性剤には大きく分けて2種類あります
- 合成界面活性剤 と
- 天然界面活性剤 です
詳しくご紹介していきますと
合成活性剤とは!?毒性があるって本当!?
合成界面活性剤は本来混ざらないものを混ぜる作用があります。
そのため汚れを落とす洗剤やシャンプーなどに使われています。
ただ汚れを落とすのなら問題ないのですが、本来混ざらないものを無理やり混ぜるのですから、
肌に触れるとトラブルを起こす可能性があります。
合成界面活性剤が皮膚を荒らし、そこから体内に浸透することで、体を構成するために必要なタンパク質を破壊し、肝臓などの内臓が損傷する原因となります。
人体には、合成界面活性剤を分解する機能が備わっていません。
侵入してきた合成界面活性剤は体内を巡って肝臓などの臓器に蓄積され、さまざまな病気の要因となるという考えもあります。
特に合成界面活性剤は発ガン性物質ではないかとも危惧されています。
また合成界面活性剤が下水から海や河川へ流出すると、深刻な環境問題へと発展します。
合成界面活性剤はバクテリアによって分解されることはありません。
有害成分を含む合成界面活性剤が流出することで、環境ホルモンによる生態系のトラブルが起こります。
場合によっては合成界面活性剤を口にした魚、その魚を食べた鳥、と食物連鎖によって、
私たちの食卓に合成界面活性剤の影響を受けた食材が並ぶ可能性もあります。
環境汚染問題を防ぐ事は私達の健康問題にもつながるのです。
健康でいる為には合成界面活性剤を使用した商品をできるだけ使わないという対策を取る必要があります
天然界面活性剤とは?安心して使えるのか?
界面活性剤は、もともと自然界の中にも存在しています。
私たちの細胞膜を構成するリン脂質もそうですし、動植物に多く含まれるサポニンやレシチン・ペプチドなどは、
天然由来の界面活性剤として食品添加物や化粧品材料など様々なところで利用されています。
天然の微生物が生成する界面活性剤の研究も進んでいます。
生き物が作り出すものですから生分解性にも優れているのですが、半面、生産効率が悪いという問題があります。
しかし、石油等から作られたものは危険で、ヤシ油などの植物性原料から作られたものがすべて安心というわけではありません。
安全かどうかを決めるのは、原料が何かということではなくて、その物質そのものが何であるかということです。
石油から作ろうとヤシ油から作ろうと、同じ成分なことがあります。
天然界面活性剤でも、石けんに比べて生分解は遅く、魚に対する毒性は強いので注意しなくてはいけません。
必ず何が入っているのか確認して購入しましょう。
まとめ
いかがでしたか
日本では、界面活性剤が『合成』なのか『自然系』なのかの表記が義務づけられておらず、『界面活性剤』としか表記されません。
それゆえなかなか区別しにくいのですが、危険度が高い合成界面活性剤が一定量以上含まれる場合は、表示義務があります。
『界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステル塩〇%)』といったように、成分名と含有量が書かれているので、できるだけ、そのような表示がないものを選びましょう